人から一目置かれる人ってどんな人だろう。
こんにちは、かなっぺ (@_pii55)です。
まだまだ寒さの厳しいニューヨーク、生活の貴重な足である地下鉄の存在は本当に大きいです。ありがたい!(昨夜、何かのトラブルで電車の中に閉じ込められたのは気に入らないけど、笑)
「誰のために」時間を使っているのか
ニューヨークの地下鉄はたくさんのパフォーマーやで溢れています。歌ったり、踊ったり、演奏したり。構内で立ち止まって人盛りができていることもありますが、ほとんどが素通りや車内でもスマホをポチポチいじっている人がほとんどです。
ですがついこの間、地下鉄の車内でたくさんの人の心を掴んでいるシンガーの人がいました。ヨレヨレの茶色の上着にダボダボなジーンズが床に着いていて、ヒゲも長く生えた黒人のおじさん。その日は、平日の昼まで地下鉄もそれほど込み合わない時間帯。私もいつもなら目をつぶって音楽を聴いているところなのですが、その時は違いました。
- 小さなオーディエンスの存在
そのおじさんにはひとり熱心な観客がいました。ベビーカーに乗ったちいさな女の子が嬉しそうにリズムをとって歌を聴いてくれていたのです。お母さんがその様子に気づいて、ベビーカーをおじさんが見えるようにくるっと方向回転させてあげると、きゃっきゃと笑って手を叩いて喜び始めました。
かなっぺも含めて周りの乗客の人は「また何かのパフォーマンスが始まったよ、」と初めは思っていたはず。ですが、気がつけばおじさんとそのちいさな女の子がその車内にいた人たちの心をがっちりと掴んでいました。
その光景がなんとも微笑ましくて、次の駅までもう少し待ってほしいな、と思ったくらい。当然、歌が終わった後はそのちいさな女の子はもちろん、車内に拍手が湧きました。もちろん、決して悪くはないTipを添えて。
おじさんのように生活のために少しでも足しになればと、パフォーマンスや地下鉄の中で「私はホームレスです、食べ物でもなんでもいいのでもらえませんかと」話しかけてくる人は多いです。ですがそれらは誰かのためではありません。私は困っています、助けてくださいという「私のため」に使っているものです。
この時に感じたのは、人から一目置かれる人は「誰かのため」に時間を使って誰をしあわせにしたか、ということだと。
実業家で作家の斎藤一人さんの本で、
死ぬとね、2つしか質問されないからね。
1つは、「人生を楽しみましたか?」って。
もう1つは、「人に親切にしましたか?」。
という2つの質問をされるをされるというお話がありました。かなっぺは思います。あれ?人に親切にすることが人生の楽しみになったら...一石二鳥?最高だな、と。(笑)思わぬところで大切なことを気づかせてくれたおじさんに感謝したいです。これだからニューヨークが大好きなんだよね、
今日も素敵な1日になりますように。
ではまた、かなっぺでした!